多種多様の材料から厳選
素材選び
同じ牛皮でも、皮の伸びる具合が部分により違うので、
花緒に向く部分や向かないなども考えて裁断される。
加工とこだわり
「ぜん屋」の草履を分解
特長のひとつである草履の本体とコルクに空いている穴は、
草履が軽くなるのと、履いて歩く時の反りが良くなるために加工されたものである。
コルク芯の加工
ぜん屋の草履の芯材は、すべて天然のコルクである。
近年は、人造コルクの草履も出回っているが、天然ものの十分の一ぐらいの持ちだ。天然のコルクは、天日で10日間くらい乾燥させる。
乾燥後、コルクの原材を用途の厚さにスライスし形を整える。
狂いが出ないように乾燥機に入れ、再び乾燥させる。
三十の工程
張り合わせて圧縮し、天芯(草履表の芯)をのせ、釘で仮止めをして天型に合わせ、余分な部分のコルクを糸鋸で削りとる。
細かなヤスリを貼った回転盤によって、表面を滑らかにする。
芯に花緒を通す為の穴を開ける。
コルク芯への工程だけで、三十工程を有に超える。
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